ブーピープバレイ鉄道の1号機

ブーピープバレイ鉄道の1号機 [No.1 THE ASTERISK] です。
 
 銀のベルをチンチン鳴らし、バケツをガタガタ揺すって走るアステリスクは0.3mm厚の真鍮板にエッチングです。0.3mm厚ではあまり深くエッチングできないので、リベット等のメリハリがでませんでした。モーターと下まわりはミニトリックスT3の流用。中間の車輪を外し、カプラーのついている前後のダイカスト部分を削り落としてあります。こうして下まわりができたら、下まわりに合わせて床板部分を作ります。
 そしてデザインがひらめくまで、それをじっと眺め続けるのです。ひらめいたら、もう後は早い! ロットリング、インスタントレタリング、トレースコープ(古い!もう化石となったデザインツールです)を駆使して2倍の版下を作ります。で、版下と真鍮板を印刷屋さんに。つまり印刷の凸版を作ってもらうのです。
 組立はいたって簡単で、直角を出すための治具を使い箱を組立てる要領でハンダ付けしていきます。ボディーと下まわりを固定してあるボルトは、適当な真鍮棒にネジを切ったものです。

続きは「ブーピープバレイ鉄道の車輛たち」をごらんください。

鉄道模型趣味』1980年5月号掲載/写真:機芸出版社