コンサートツアー車


 下まわりは貨車用台車を削って軸受だけを残し、その軸受が顔を出すようなカバーをつけました。小さい下まわりなのでギヤーボックスをやむなく自作しましたが、わりと静かな音で走ってくれます。モーターはミニトリックス。できるだけ小さくしようと、モーターのマグネット部を荒いヤスリで強引に削りました。
前輪駆動の2WDですが、スリップしないで走行します。(筆者註:実をいうと、ルーフキャリアの木箱は、ルーフからはみだしたモーターのマグネット部のカバーです。ボディーの中にモーターを納めることはできなかった。)
ルーフにはギターとスペア車輪を載せてあります。木箱の中はPA機材や楽器が詰まっていると信じてください。スペア車輪といっても車輪はパンクなんかしませんよね。
 「テールライトは発光ダイオード。製作中には、まだ発光ダイオードのテールライトセットが発売されていませんでした。そこで大きめの発光ダイオードを削って作りました。
 リアバンパーはゼムクリップをハンダ付けしました。初めは前後にあったのですが、どちらが前だかわからないので、フロントバンパーを今の形に変更し、ナンバープレートを取付けました。

続きは「ブーピープバレイ鉄道の車輛たち」をごらんください。

鉄道模型趣味』1980年5月号掲載/写真:機芸出版社