九五式小型乗用車“くろがね四起(3型)”その1

ブーピープバレイ鉄道に九五式小型乗用車“くろがね四起(3型)”が導入されることになった。
「くろがね」はどこの自動車メーカーに吸収されたのだろうか。私の幼少のころは「くろがね」のオート三輪が健在だった。一度だけ乗せてもらったことがあるが、そのバタバタという凄まじい振動、騒音はただものではない。ドアもなく、椅子も堅く小さい私はどこかにしっかりつかまっていないと振り落とされてしまいそうだった。鋪装もされていないデコボコの道路ではなおさらだ。
画像は「ハセガワ」の九五式小型乗用車“くろがね四起(3型)”の下回り。
久しぶり(40年ぶり?)にプラモデルを組み立ててみたが奥が深い。子供の私が買えるプラモデルは安価なもので、戦艦大和零戦、モーター付きのカラフルな自動車にしてもプラパーツに色がついていて塗装することもなかった。
「くろがね四起」は各パーツを塗装しながら慎重に組み立てているから下回りだけでも1週間以上かかっている。エンジン部は組み立ててしまえば見えなくなってしまうのだが。下回りを見ると単純な4輪駆動(四起)になっている。
塗料はリキテックスの水性アクリルカラーを使っているが、パーツを持って作業しているうちに塗装やウェザリングが剥がれてしまう。そこでホルベインのフィキサチフ(木炭デッサンなどを定着する画材用定着スプレー)で定着した。