無蓋貨車 トム921・サンタフェ製作記(18)

サンタフェの無蓋貨車 TOM 921(トム921)です。
「ト」は無蓋貨車記号、「ム」は積載重量14t〜16t。だから「TOM」です。「921」は適当ですが、2009年2月に製作した無蓋貨車1号ということでしょうか。塗りムラでウエザリング効果が出てきました。

ウィキペディアで知ったのですが……
「ト」はトラックの「ト」。荷重表示記号は語呂よく「ム・ラ・サ・キ」で分けられているそうです。
* (記号なし)13t以下
* (記号:ム)14t〜16t
* (記号:ラ)17t〜19t
* (記号:サ)20t〜24t
* (記号:キ)25t以上
ということで、この無蓋貨車を「TOM 921」にしました。見た目は記号なしの13t以下のようですが、実は14t〜16tまで積載可能な「トム」なんです。
  
車体の文字は透明ラベルです。透明だから白文字のデータは透明になって車体の地色が見えてしまいます。そこで文字部分をラベル裏からリキテックスの白で塗りつぶしました。
文字のアウトラインを太めにしてあるので、塗りが多少はみ出しても表から見ればクッキリとなるわけですね。
昔、パソコンがなかったころ、イラストは手描きでした。アニメのセル描きみたいに、透明シートの裏から塗るということもやっていました。
ちょっと見えにくいかもしれませんが、リベット(釘?)の表現は、塗装前にプッシュピンの先で小さな穴をあけておきます。塗装すると塗料(ニス)が穴にしみ込んで濃くなり、リベット(釘)みたいに見えます。ただ、プッシュピンを強く押しすぎると柾目方向にひび割れしてしまいます。ひび割れして失敗かと思ったら、ひび割れにしみ込んだ色が、釘の錆が垂れているように見えるから、まあいいか……

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