ブーピープバレイ鉄道レイアウト-3

私なりのストラクチャー ウエザリング考
ピコの車止めにウエザリングしてみました。

暗い色を下地にして、その上からドライブラシで明るい色を塗っていきます。最後に太陽光があたっているようなハイライト仕上げをします。これは室内のどんな照明の条件でも、お昼時の太陽が当たっているという情景を表現するためです。ストラクチャーがレイアウト全体の明度と近い場合は、レイアウトにストラクチャーがとけ込んでしまいメリハリがつきません。
太陽が燦々と輝いている情景をあらかじめストラクチャーに描いておきます。車止めの上部に光があたっているように見えますが、白に近い色を塗ってあるからです。植物、石なども同じように太陽光があたっているようなハイライト塗装をします。ここではまだ影を描いていませんが、もっとメリハリをつけたい場合は太陽光を意識して影も塗っておきます。ジオラマ用の粉末のみの色だと、単純な色調になってしまいます。ドライブラシで太陽光を表現してやると草の1本1本が生えているように見えます。花は面相筆の先に絵具を一滴つけ草の上に垂らしていきます。
これは立体絵画ですね。
 
写真左上の手動ポイント切換え器、ポイント内もハイライトを塗ってみるとボルトなどの部品や構造がはっきり見えてきます。黒のプラスティックなので、何もしないとボルトもレバーの位置もほとんど見えません。
草は洗濯糊にジオラマ用粉末を混ぜ込んで、それを塗料のように筆で塗っていきます。砂は洗濯糊が乾かないうちにふりかけます。乾けばしっかりレイアウトに接着します。100%接着しないので、接着しなかった粉末は乾いてからエアーブロアーで吹き飛ばします。